Dräger ドレーゲル 麻酔ワークション Atlan A100/XL
Atlan A100/XLは、周術期領域におけるプロセスの最適化、スタッフの満足度およびコスト効率の向上に重点を置きながら、患者ケアと安全性の向上を実現するために開発されました。
Atlan A100/XL – 手術室におけるアウトカムの向上
日常的な信頼性、最先端技術、そしてさまざまな革新的機能の組み合わせは、Atlanの最大の魅力です。
肺保護換気を実施するための機能を搭載しており、麻酔ケアチームが情報に基づいて迅速かつ的確な判断を下すための多様な意思決定支援ツールも搭載しています。
さらに、手術室スタッフの負担を大幅に軽減できる機能も充実しています。
Atlan A100/XL麻酔器は、手術室スタッフと臨床スタッフの作業手順を簡素化し、日々の業務で直面する課題を効果的に克服するお手伝いをします。
Atlan A100/XLの拡張性は、さまざまな手術室の条件に応じた異なるバリエーションを提供し、パフォーマンスとコストの両面で効率を高めます。

肺保護換気をサポート

術後肺合併症を軽減
全身麻酔中の機械換気は、健康な肺を持つ患者であっても肺機能に悪影響を及ぼす恐れがあります。
合併症は多くの場合、罹病率や入院期間の延長、費用の増加を伴います。
最近は、手術室内の肺保護換気が多大な利益をもたらすというエビデンスも増えてきています。
Atlan A100/XL麻酔器は、手術中の患者毎への肺保護換気を可能にし、術後肺合併症のリスクを軽減する換気テクノロジーを提供します。
個々の患者への肺保護換気
・自発呼吸中やリーク発生時のPEEP補正
・10 ml~ (VC モード時) の正確な一回換気量の供給 (PCモードでの最小検出可能量は3ml)
・ピストンの作動開始位置を変化させることにより、各患者カテゴリーに合わせてフレッシュガスの利用を最適化
・理想体重に基づいて、一回換気量と呼吸回数を自動計算および事前設定
換気による生理学的影響をモニタリング
・患者コンプライアンスとトレンドを表示
・ループ(プレッシャーボリュームおよびフローボリューム)の表示
・ボリュメーター(吸気および呼気一回換気量モニタリングバー)

ピストンの適応制御
・死腔を最小限に抑えて換気の精度を向上させ、ガス交換時間とフレッシュガスの利用を最適化
・患者カテゴリー設定と換気パラメータに従ってピストン容積を自動的に調整(例:成人の場合のピストンの作動は、小児や新生児の場合よりも低い位置から開始)
・回路コンプライアンス補正による追加ボリュームを考慮してピストンの作動開始位置を計算

肺保護換気を強化する機能
・AutoFlow*モードにより、設定された一回換気量を可能な限り少ない圧力で供給
・迅速に圧力をリリースできる機能を備えた高精度APLバルブ
*オプション

低流量および極低流量麻酔の適用
低流量麻酔は、肺動態を改善し、粘液線毛クリアランスを向上させることができます。
さらに、麻酔ガスの消費を削減することで、最大75%のコスト削減、温室効果ガスの排出削減、そしてオゾン層への影響の低減を実現することが可能です。
低流量・極低流量麻酔に適した設計
低流量・極低流量麻酔は、麻酔薬の使用量を大幅に減らし、コストと環境への影響を低減します。
さらに、吸入ガスが効果的に加温・加湿されるため、患者の肺を保護する役割も果たします。
コストと環境への影響を最小限に抑えながら、最適な患者アウトカムを達成するために、Atlan A100/XLは低流量・極低流量麻酔をシームレスに提供できるよう設計されています。
低流量・極低流量麻酔の適用
・フレッシュガスアラームと換気バッグの膨らみによる視覚的な情報により、フレッシュガスの充足情報を提供・呼吸システムに組み込まれた加温機能により、結露を低減させると同時に呼吸ガスを加温
・コンパクトでリークの少ない呼吸システム構造により、フレッシュガス流量が少ない場合でも酸素濃度と吸入麻酔薬濃度を迅速に変化させることが可能
・フレッシュガスデカップリングバルブにより、換気をフレッシュガスから切り離し、O2フラッシュによる意図しないピーク圧の上昇や換気量の増加を回避
・サンプルガスの呼吸システムへの再循環により、ガス損失を回避

効果的な再処理を実現する設計
医療関連感染 (HAI) は、予防可能な場合がありながらも、患者の罹病率や死亡率に影響を及ぼす大きな脅威です。
医療製品は、病院における医療関連感染の連鎖の一端です。
ドレーゲルでは、感染予防対策を製品設計・開発プロセスの不可欠な要素と考えています。
Atlan A100/XLは、感染予防規制を念頭に置いて設計されています。
再処理に配慮した設計
・クリーニングや拭き取り消毒が簡単な滑らかで丸みを帯びた表面
・部品点数が少ないため、迅速かつ直感的に呼吸システムの分解/組み立てが可能
・呼吸システムのすべての部品は機械による再処理が可能な設計
・ケーブルダクトとチャネルにより、清掃と拭き取り消毒が容易
感染連鎖を遮断
先進国における入院患者の7 %および開発途上国の入院患者の10%が、少なくとも一度は医療関連感染症を発症しています。

感染予防のための消耗品
・互換性のあるドレーゲルのディスポーザブル消耗品により、感染症発症のリスクを最小限に抑制
・ISO 17664 (ヘルスケア製品の処理規定)に準拠
効率性を重視したワークプレイス設計
人間工学的に優れたデザインはパフォーマンスと生産性を向上させます。
人間工学への包括的なアプローチを職場に適用した場合、パフォーマンスが平均12%向上するという研究結果があります。

ワークフローの合理化を考慮した設計
設計の行き届いた、ケアに集中できる職場環境と適切なツール・技術があれば、仕事をより迅速に、効果的に、そして快適に行うことが可能です。
Atlan A100/XLの設計は、優れた柔軟性、標準性、そして人間工学に基づいたカスタマイズ可能な職場環境を提供することにより、日常業務の効率性と快適さを向上させます。

1つのプラットフォームにより様々な顧客ニーズに対応
・ワークステーションの拡張性により、さまざまな顧客のニーズに対応し、異なる様々な手術室の条件に適応可能
・ドレーゲルの医療機器や患者モニタにおける標準化されたユーザーインターフェース、操作原則、名称リスト、およびアクセサリにより、トレーニングの手間を削減
・完全自動化されたシステムのセルフテスト (ユーザ操作必要なし) により、運用効率アップ
・わかりやすいイラスト付きの使用前チェックリストにより、事前に適切なシステムテストのための条件を確保
・カスタマイズ可能な画面

ハードウェアとソフトウェアオプションによる柔軟性と拡張性
・広い作業スペース、ロック可能な引き出し
・さまざまな位置に外部機器を搭載できる柔軟性
・換気とモニタリング機能を強化することにより、意思決定をサポートするソフトウェアオプション
人間工学的なワークプレイス
・カスタマイズされたワークプレイスにより、患者へのアクセスを改善し、人間工学に基づいた作業を実現
統合されたワークステーションソリューション

ワークステーションソリューション
ドレーゲルの患者モニタリングソリューション( Infinity Acute Care SystemやVista Patient Monitoring System)と組み合わせることで、Atlan A100/XLは統合された麻酔ワークステーションの構成が可能です。
換気パラメータ、ガス測定値、バイタルサインデータを単一のインターフェースで提供することによって包括的に表示し、臨床での意思決定を支援します。
・HL7プロトコルを介して病院情報システム (HIS)や電子カルテと接続することにより、データソースとして機能することも可能です

患者の安全を最優先
病院における重大インシデントの82%は、誤った状況認識、または理解不足に関連しているという調査結果があります。
医療スタッフと患者の安全
開発段階からすでに、当社の研究開発チームは、重大インシデントを防ぐことを前提とした、安全機能の開発に情熱と意欲を持って取り組んでいます。
そのため、Atlan A100/XLは、作業手順を簡素化し、技術的なことが原因による合併症のリスクを最小限に抑え、危機的状況により迅速に対応できるように設計されています。
重大インシデントの防止
・分かりやすいイラスト付きチェックリスト
・自動システムテスト
危機的状況の管理
・バックアップ手動換気モードにより、障害が発生した場合に即座に手動換気に切り替えることが可能
・ガス供給が停止した場合でも外気による機械換気が可能

ドレーゲルの周術期ケア製品


