キムラメド 動物用酸素濃縮器「PV」series

酸素濃縮器を活用することで、様々な酸素療法を低予算で展開することができます。

「PV」シリーズ は医療機器としての安全基準を満たした動物用酸素濃縮器として農林水産省より承認されています。

動物病院での使用環境を前提にして設計された動物用酸素濃縮器です。

動物用酸素濃縮器「PV-M」5型

術後のケアICU(小型/中型)への酸素注入、

麻酔器の酸素動力源として 幅広い用途で使用が可能です。

酸素濃度の低下や異状を知らせるアラーム機能

  • 静穏仕様でコンパクト!
  • 酸素濃度90%で出力!

動物用酸素濃縮器「PV-L」10型

最大流量15ℓ/mのハイパワーモデル!

大型ICUや多ケージ使用に最適です。

酸素濃度の低下や異状を知らせるアラーム機能

  • クラス最大の酸素流量!
  • 酸素濃度90%(酸素流量10ℓ/m時)で出力!

動物用酸素濃縮器「PV-S」

わずか6㎏の持ち運び容易な超小型モデル!

麻酔器に接続することで酸素ボンベの消費を実質ゼロに!

術前術後の酸素化や緊急時の酸素療法にも有効です。

麻酔器の酸素源としてPV-Sを使用する

酸素濃縮器「PV-S」を麻酔器に使用することで様々なメリットを享受することができます。

【手順】

①酸素濃縮器を麻酔器の空気ラインに接続する

②万が一に備えて、酸素ボンベ等は麻酔器の酸素ラインに接続する

③麻酔器の酸素ノズルはクローズにしておく

④酸素濃縮器からの酸素のみで麻酔器を稼働させる

※酸素フラッシュや人工呼吸器を使用するときは酸素ボンベ等の酸素を使用します。酸素濃縮器のみでは動作させることはできません。

▶酸素ボンベ費用の節約

日々のランニングコストは電気料金のみ。

酸素濃縮器のメンテナンスコストを割り引いても大幅なコスト削減が図れます。 

【参考】麻酔器に酸素ボンベを用いた場合のコスト

(1日あたり2時間の使用を想定)酸素流量 2L/分

30日180日365日730日
累計使用時間60(H)360(H)730(H)1460(H)
累計酸素流量7,200(㍑)43,200(㍑)87,600(㍑)175,200(㍑)
ボンベコスト18,432(円)110,592(円)224,256(円)448,512(円)
※1500Lボンベを使用する場合で算定

▶過酸素状態を回避

毎分2Lで麻酔器を動作させるときPV-Sは酸素濃度約65%で出力します。

酸素中毒など高濃度酸素によるリスクを回避することができます。

▶体温低下の抑止効果

 酸素ボンベからの乾燥した冷却酸素をキャリアガスする麻酔は体温低下の一因となります。PV-Sは室内温度で酸素を出力することが可能です。

【参考】酸素ボンベと周囲温度と酸素温度

周囲温度酸素温度
10℃10℃
15℃15℃
25℃25℃
酸素ボンベの場合、出力される酸素の温度はボンベの配置環境に大きく依存します。パイピングなどで屋外に配置されたボンベや冷所に保管されたボンベからは相応に冷却された酸素が出力されます。

酸素マスクに接続して使用する

術前術後の酸素化や継続的な酸素投与を必要とする場合に効果的な酸素吸入マスク。

動物用酸素吸入マスク

▶再呼吸を防止

スリットを入れることで、呼気(二酸化炭素)の再呼吸を防止。

▶保定が容易 

ヘッドストラップを使用して保定します。処置中にDr.の作業を妨げることなく酸素投与が可能です。

▶麻酔器に接続して使用することも可能です。

蘇生バックに接続して使用する

一刻を争う緊急時に備えておきたい動物用蘇生バック、安全で確実な換気を保証するためのフル装備。

酸素濃縮器に接続することによって高濃度酸素で換気することができます。

動物用蘇生バック

▶気道圧メーターで患者の肺圧を視認しながら換気。

▶過圧を防止する安全弁を標準装備。

▶患者の容態にあわせて調整可能なPEEバルブ付き。

▶お手持ちの動物用マスクや気管内チューブが取り付け可能。

▶室内空気(酸素濃縮器を使用しない)でも使用可能。

▶麻酔器に接続して使用することも可能。

ICUに接続して使用する

酸素濃縮器をICUの酸素源として利用することで、酸素に係るコストを大幅に軽減することが可能です。

「PV-M」は酸素濃度、酸素流量、圧力のバランスを整えることでICUに最適化するよう設計されています。 

酸素テントに接続して使用する

酸素テントを活用することによって低予算で継続的な酸素療法を展開することが可能です。 

本格的なICUを導入するには、スペースの問題、予算の確保など様々な障壁があります。

そのようなとき気軽に使用できる酸素テントの活用をお薦めします。

動物用酸素テント


▶術前術後の酸素化

▶エマージェンシーや短期の入院

▶産後の酸素ケア

▶麻酔器に接続して麻酔導入時のチャンバーとして

酸素テントの主な特徴

①使用時にさっと組み立て、使用後は畳んで収納

・骨太なフレームパイプによる組立式、簡単です

・視認性のよいPVC素材

②2種類のサイズ(S/M)

・サイズはSとMから選択できます 

③温度計

・温度計を標準装備

④自然換気口

・二酸化炭素の蓄積を回避するための自然換気口

⑤心地良い床マット

・心地よい厚手の床マットが標準付属

・シートヒーター(市販)を挿入して加温が可能です。

⑥ネプライザーアダプタ(オプション)

・酸素を注入しながらネプライジングができます

・容量6ml

酸素濃度計(オプション)

・テント内の酸素濃度をモニターします

・テント内やネプライザードア内で使用が可能

・専用フック付属