キムラメド 声門上気道確保器具 v-gel®advanced (ウサギ用/ネコ用/イヌ用)
v-gel®は、かつて気道確保の新たな方法を提案し、獣医療に大きなインパクトを与え、以来、今日まで世界各国で広く使用されるデバイスとなりました。
その後も研究は継続され、そこにユーザーからの数多くのフィードバックが加わることにより、v-gel®advancedとしてさらなる進化を遂げることができました。
v-gel®advancedの主な特徴
v-gel®は喉頭をカフで覆うことによって気道を確保する世界初の獣医療用声門上気道確保デバイスです。
ウサギ、ネコのそれぞれの解剖学的構造に起因する諸問題を解決することができます。
デバイスを患者に挿入すると、デバイスのチップ(先端)が自然に食道上部に侵入して停止し、食道と咽頭部をシールドします。
同時にカフ(ボウル)が喉頭全体を覆うことで、簡単迅速に気道を確保することができます。
●解剖学的構造に軟質の造形をマッチさせて高い気密性を実現。
●挿入にかかる時間は4~6秒、安全かつ容易に気道を確保。
● 柔らかな素材で食道や喉頭、気管などへのダメージを回避。
● 術後の咳こみや吐き気の大幅な低減。
●気道チャネルが大きく、気道抵抗を最小化。
●先端が食道上部をシールすることで胃内容物の逆流を防止。
進化したv-gel®advanced
オリジナルv-gel®の長所はそのままに、さらに改良を加えました。
1.人工呼吸器への確実な対応
フォルムと素材を改良することで気密性を高め、人工呼吸時における安定感がアップしました。
2.歯科(口腔)処置時のアプローチの向上
広い気道チャネルを確保したまま、全体をスリム化することで、口腔内に広いスペースを生み出し、視認性と器具のアプローチ性を確保しています。
3.ディスポーザブル
安定した機能と交差感染の防止のために単回使用になりました。
4.より機能的なフォルムへ
1⃣ コネクタ部 :死腔(デッドスペース)を最小化しています。
2⃣ リッジ部 :紐やハーネスを用いた保定が容易になります。
3⃣ ショルダー部:過剰挿入を防止し、挿入後のズレを回避します。
4⃣ カフ(ボウル)部 :喉頭にやさしくフィットします。
5⃣ チップ部:食道をシールドすると同時に胃内容物の逆流を防止。
v-gel® advancedにイヌ用が登場!
イヌの解剖学的構造に基づき形状設計されており、従来の「v-gel® advanced」の基本機能を踏襲したうえで、イヌ用の独自機能として胃チャネルを備えているのが特徴です。
胃チューブを胃チャネルを介して食道または胃管へ挿入し、逆流・吐き戻し・誤嚥のリスクを積極的にコントロールすることが可能になりました。