インテグラ 超音波手術器 CUSA Clarity
CUSA Clarity
超音波手術器CUSAのフラッグシップモデルCUSA Clarityは、CUSA史上最高の破砕効率とTissueSelectによる研ぎ澄まされた選択性を兼ね備え、手術における攻めと守りを巧みに操ります。
破砕効率
従来のチップでは困難であった強固な繊維組織の破砕が可能になりました。
- 鋸歯状でテーパー加工が施された独自の先端デザイン。
超音波が楔状に作用し生み出される大きな剪断力 - 硬質な組織、線維化組織等の破砕に適したチップ性能
- ShearTipは従来製品と比べ、繊維組織の破砕効率が 50%向上
- チップ先端の窒化チタン処理による耐摩耗性向上
チップデザイン
手術の種類に応じて、より適したデザインのチップを選択することができます
安定的な発振を支援する電歪式ハンドピース
従来の磁歪式からピエゾ素子を用いた電歪式の超音波発振にアップグレード。低発熱により冷却機構が簡略化され、安定した破砕効率を提供します。
チップへの負荷抵抗に関わらず設定したコンスタントな振幅が得られるように出力制御を行う機能、Reserve Power。
硬い組織の切除時にチップの振幅が減少しそうになると、制御パワーを引き上げて振幅を一定に保ち、破砕パワーを維持することが可能となります。
出力精度
CUSA独自の特許技術によるチップ発振制御とリアルタイムの出力調整
① 6枚の駆動用セラミックピエゾ素子による発振
② 振幅モニターセラミックピエゾ素子による実振幅のセンシング-破砕抵抗の増大時に振幅の低下が感知されると直ちに駆動出力を引き上げ、余剰な出力が発生し振幅が設定値を超えると駆動出力を低下
組織選択
電歪式発振とセンサー搭載により進化した Tissue Select
CUSA独自のユニークな発振制御 Tissue Selectは、特許を取得したチップ振幅センサーのフィードバックにより、振幅を維持する Reserve Powerを調整し、選択的な組織破砕効果を提供、血管などの損傷リスクを抑え、安全かつ効率的な手技を支援します。
パルス発振
超音波のデューティ比を抑え、コラーゲン豊富な組織が温存されます。
Reserve Power を調整
チップに大きな負荷が加わった際に振幅が減少。
意図しない血管損傷リスクを抑制します。
最大振幅の抑制
より慎重な破砕操作が求められる場面で、さらにパワーを抑制することが可能です。
設定
比較
Light Weight
人間工学に基づき重量バランスを最適化し手首への負担を軽減するハンドピースです。
Twist Neutralizer
チューブ接続部の位置をアジャストクリップで調整して捻れを抑えハンドピースの操作性が向上しました。
Thermal Shield
発 熱する駆 動部を遮 熱ポリマーで包み、ハンドピースボ ディへ の 熱 の 伝 達を抑え快適な操作性を維持します。
Straight Co-Axial Aspiration
ピエゾ素子による電歪式超音波振動が可能にした、チップから吸引チューブまでハンドピース中心軸を一直線に同軸貫通する吸引ライン設計により吸引ラインの閉塞の抑制が期待されます。
Touchscreen Interface
直感的な操作を可能にするタッチスクリーンインターフェイス。セットアップから手術メインスクリーンまで分かりやすい情報を提供します。またオンスクリーンヘルプによりトラブル時に迅速なアシストを提供します。
CUSA Quick Connect
吸引とイリゲーション、2 つのチュービングセットアップをシンプルなカートリッジに一体化し、セットアップを簡略化しました。
フットスイッチ
超音波発振と吸引、イリゲーションをコントロールする 2 ペダルのフットスイッチです。
フットスイッチの踏込深さに応じて超音波出力をリニアに増減する比例モードと踏込量に関わらず一定の出力が得られる標準モードを選択できます。
吸引コントロールは、フットスイッチ操作に関わらず吸引を行う連 続モードと、 超音 波 発 振時のみ吸引を行うオンディマンドモードを選択できます。