ライカ 外科手術用顕微鏡システム M525 F20
ライカM525F20手術用顕微鏡システムは、豊富なアクセサリー群と柔軟なシステム拡張性により、スパインやENT、その他のマイクロサージャリーの広範なニーズに対応することができます。
動きの軽いライカM525F20手術用顕微鏡システムは、鮮明な観察画像が得られる光学系と正確な操作性を兼ね備えています。
最大限の快適性と最良の成果を実現する重要なメリット:
軽い動き
バランスが調整されたシステムは指一本で動かせ、簡単に扱えるため、疲れにくく、手術の時間も節約できます。
見やすさ
鮮明な画像と深い焦点深度により、細部を詳しく観察できます。術者が頻繁に焦点を調整する必要はありません。狭く深い腔部での作業では、これはとくに重要になります。
安全な照明
高品質で安全な照明システムが術野の最奥部まで照らし、患者の安全性を高めます。
優れた操作性
ライカM525F20では、顕微鏡のあらゆる動きを簡単に、しかも最小限の力でコントロールできます。位置決めや位置替えを正確に、かつシステムのバランスをくずさずに行うことができるため、手術を効率化できます。この卓越した位置決めの柔軟性と優れた操作性により、快適な長時間作業が可能になります。
長いリーチとゆとりのある作業空間
設計に工夫を凝らしたスリムスタンドは、コンパクトでありながらリーチが長く、手術のニーズに合わせて顕微鏡の最適な設置場所を柔軟に選択できます。また、スタンド自体もスリムであるため、より大きな作業空間を確保できます。
指1本で動かせる
ライカM525F20は簡単に動かせるだけでなく、可動域でバランスを維持できるため、目や鼻だけを使って顕微鏡を確実に目的位置に動かすことも可能です。
面倒な位置調整が不要
顕微鏡やスリムスタンドは、最小限の力でスムーズに移動あるいは回転させることができるように設計されているため、見にくい部位も容易に観察できます。
ゆとりのある作業空間
コンパクト設計のライカM525では、ゆとりのある作業空間を確保できます。革新的で安全な照明と多様な双眼鏡筒との組み合わせにより、長時間でも疲労の少ない快適な作業が可能になります。
ハイエンドの光学系
ライカM525OptiChromeMは、10年間にわたる研究とOptiChrome光学系の臨床経験から生まれた世界最先端の光学システムです。ハイエンド顕微鏡の世界標準であるライカM525は、精密なマイクロサージャリーに求められる卓越した機能を備えています。
・優れた光学系
鮮明で詳細な観察画像を実現する深い焦点深度と明るい照明。
・コンパクト設計
このクラスでは最大の作業距離(WD)を誇るコンパクトな顕微鏡。
・安全性の向上
ブライトケアにより患者の安全性が向上。
保護機能と鮮明な観察画像
ライカM525の対物レンズ保護カバーは、無菌性を保ちつつ最大限の観察能力を確保できる高品質コーティングが施された光学ガラスを採用。
ライカM525F20は、術者の利便性と患者の安全性を高めるライカマイクロシステムズの独自技術であるブライトケア(BrightCare)やオートアイリス(Autolris)をはじめとする画期的な照明ソリューションを提供します。
安全かつ迅速な照明
ライカM525F20は、完全に独立した2つの180Wキセノンランプ照明システムを採用しています。一次システムのランプが切れたときはレバーのスイッチを操作するだけで直ちに二次システムが使用可能になるため、手術の中断を心配する必要はありません。
ブライトケア(BrightCare)-WDに応じて照度を自動制御
顕微鏡の作業距離(WD)が短くなると、顕微鏡の照度が強くなりすぎ(調整なし)、患者の組織に熱傷を生じるおそれがあります(下図②)。ブライトケア(BrightcareT)は、作業距離に応じて照度を調整することでこの問題を解消し、患者の安全性を向上させます(下図3)
オートアイリス(Autolris)-倍率に応じて照野を自動調整
倍率を大きくすると視野は小さくなりますが、照野は変化しないため、組織に熱傷を生じるおそれがあります。患者の安全性を高めるために、オートアイリス(Autolris)は、ズームと連動して自動的に照野を術者の視野と同じ大きさに調整します。
電子制御ユニット
グラフィカル・ユーザ・インターフェイスは、最大10人のユーザが個別に設定できます。術者が必要に応じてENT用の既定の設定を選択することもほかの術科に合わせた設定を選択することも可能です。
カメラ制御ユニットホルダー
さまざまな種類のカメラ制御ユニットに対応しています。
ライカマイクロシステムズのオープンアーキテクチャーコンセプトは、ユーザの人間工学的要件や手術のニーズに適合した幅広いカスタムソリューションに対応しています。
また、ライカマイクロシステムズでは動きの自由度をさらに高める手段として、手術室での設置場所の選択肢の幅を広げる天井設置型望遠鏡も提供しています。
