富士フィルム マルチスライスCTシステム Supria Optica

AI技術を活用した画像処理とワークフローでより高度なレベルでの診断をサポートする64列 128 スライス CT

AIが拓く、さらなる“革新”の世界


IPV
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SynergyDrive

IPV

AI技術を活用して設計された画像再構成技術です。充分な反復処理により得られる画像を教師データとして、高精度の処理を高速化することが可能となりました。独自のビジョンモデル技術を開発し、Rawデータを起点とした画像再構成処理をすることにより、テクスチャをFBPに近づけ、高いノイズ低減率においても、画像の質感を維持し、低線量時でも視認性の優れた画像を提供します。

SynergyDrive

AI技術によるワークフロー向上ソリューションであるSynergyDriveはCT撮影時の手順の流れを細分化することで検査時間を大幅に削減。
操作者の負担が大きいシーンを短縮することで、ワークフローの向上を図りました。

イメージギャラリー

ワークフロー向上技術

1ボタンセッティング

頭部と体幹部においてワンボタンで寝台が上昇し、撮影位置へ天板を送ることが可能です。寝台を上昇させた際の停止する高さも任意に設定できるため運用に応じたカスタマイズが可能です。

Quick Entryで直感的に

操作ボタンも少なく、文字も大きく、分かりやすい日本語表示をモニタ上に表示。検査を効率よくサポートします。

AutoPose (自動撮影範囲設定機能)

撮影されたスキャノグラムから撮影範囲の自動設定ができるので、撮影位置の再現性の向上や検査効率の向上が期待され、検査時間の短縮につながります。胸腹部の撮影では、自動的に肺野の範囲を認識し、頭部の撮影にも対応しています。あらかじめ、撮影範囲のマージン設定ができるので、ご施設の運用に応じた撮影範囲にカスタマイズできます。 

検査効率UPで検査に「ゆとり」を

SynergyDriveによる検査ワークフロー向上によって検査時間を大幅に短縮します。同時に3人分の事前設定や画像処理も可能なので検査の運用性を高めます。

 

同時に3人分の事前設定や処理が可能

撮影や解析において操作者には様々な作業が求められます。ページをめくるように、同時に3人までのワークシートを切替えられる「検査タブ」、同一被検者の撮影から画像処理までの自由な往来ができる「ナビタブ」 をご用意。タブの切替え機能によりストレスない作業を実現します。

システム

検査を受ける方にも“快適な”750mm開口径

 

高速撮影&フルFOV with 0.625mm × 64ch

最大有効視野内ではFOVに制限なく使えるため、広範囲の撮影などでも、短時間で自由度の高い撮影が可能です。また、高精細撮影が可能であり、コントラストの良好な画像やアーチファクトの少ない画像が得られます。 一連で得られた撮影データより任意断面像(MPR像)を作成し、表示することも可能です。

最大60ipsの高速画像再構成

画像処理速度が向上し、最大60ipsの画像再構成が可能です。高スループットを両立することで高い利便性を提供します。

経済性に優れたCTシステム

2MHUのX線管球を搭載し、ランニングコストなどの経済性に優れたCTシステムです。
逐次近似処理IPVを標準搭載しており、IPVと組み合わせることで低線量での広範囲撮影時や低管電圧撮影時のノイズ増加を効果的に抑制できます。

低管電圧撮影+ IPV

一般的に造影検査時のCT値の上昇やコントラストの向上が期待できる低管電圧撮影において、増加するノイズをIPVにより低減し、検査を受ける方の負担を軽減します。

 

チルトで被ばく量の低減をサポート

ガントリは±30°の範囲で傾斜する機能を搭載し、放射線感受性の高い部位への被ばくを低減する目的でガントリチルトが可能です。さらに頭部をノーマルスキャンで撮影することで、ボリュームスキャンに比べて低コントラストの優れた高画質の撮影が可能です。検査を受ける方の被ばくや画質を考慮した撮影です。

高い設置性で

30kVAの電源設備で稼働するので、新たな追加工事を必要としません。X線発生ユニットをガントリに内蔵し、電源ユニットもないため、3ユニット構成を実現します。これにより、CT室の空いたスペースを他の機器の設置に役立てることも可能です。

省エネ設計でランニングコスト低減

待機時の消費電力を抑制するEco modeを搭載。未使用時と比べて、X線検出器などガントリ内機器の待機時消費電力を最大75%低減します。

検査を受ける方への配慮

体動による画像のズレを補正する機能を搭載しており、撮影後のデータでも体動補正が可能です。また、円背などの方で撮影対象部位が再構成視野からはみ出しても、最大有効視野内に入っていれば、再撮影することなく、画像再構成により、表示することができます。

金属アーチファクトの低減

HiMARは金属データをもとにアーチファクトを推定し、補正を行うもので、独自のアルゴリズムを採用しています。HiMAR Plusには、「Standard」と「Strong」の2種類の強度を搭載しています。金属アーチファクトの状況やご施設の使い分けなどに応じて任意に選択できます。

 

同一らせん軌道で撮影

軌道同期スキャンを搭載しており、単純撮影と造影撮影を軌道同期させて撮影した後、簡便な画像処理でサブトラクション処理を行うことができます。

線量管理とサポート

用途に合わせた線量管理

DICOM SR

DICOM規格を使用し、線量情報をDICOM構造化レポート(DICOM SR)としてPACSなどへ送信することができます。

Simple Dose Report

CT画像と同様にセカンダリーキャプチャー画像として、線量情報をPACSに送信することができます。PACSの画像ビューアを利用し、CT画像と一緒に線量情報を簡便に確認することができます。

ご導入後も見守りつづけます

ご導入後も、営業員、アプリケーション員、保守サービス員、Sentinel Customer Supportが見守りつづけます。

Sentinel Customer Support

24時間、365日、常時見守っています。障害が予測される場合や発生した場合、自動的にサポートセンターに連絡します。これにより、ダウンタイムを可能な限り短縮し、診察への影響を抑える取り組みを行っています。