リガク 3DマイクロX線CT CosmoScan FX

小型実験動物用3DマイクロX線CTシステム

in vivo イメージングのスタンダードCT
最小画素サイズ10 μm。

 

高速・高解像度・低被爆イメージング

生体へのX線被曝量が少ないため長期経過観察が可能で、動物匹数も大幅に削減することができます。従来装置(R_mCT FX)の性能を継承したin vivo イメージングのスタンダードCTです

 

高速18 sec.イメージング

従来装置で数十分かかっていたCT撮影をわずか18秒、画像再構成時間も約15秒と、高速化を実現しました。

高解像度10 μmイメージング

マイクロフォーカスX線源を採用することで、画素サイズ最高10 μm(512×512 画素)の高精細な画像を提供します。

低被曝撮影

1撮影(18秒撮影)で10 mGy以下という低被曝を実現しています。

光イメージングとのフュージョン撮影

PerkinElmer社のIVIS Imaging Systemを初めとする光イメージング装置を使って得られる病態に関連した生体反応などの機能的情報とCT装置で得られる形態情報を組み合わせることで、より高度な画像解析が可能です。

多様な解析ソフトウェア

心拍・呼吸同期ソフトウェア、3D脂肪解析ソフトウェア、経時変化解析ソフトウェア、容積計算ソフトウェアなど、研究開発者の多様なニーズにこたえる解析ソフトウェアを用意しています。

 

心拍・呼吸同期ソフトウェア

最速240秒で、心臓や周辺臓器の高精細CT画像を得ることができます。
透視モードを利用し、ROIを設定するだけで心拍や呼吸の同期を計測し、自動で画像再構成をおこない、体動による画像のブレを処理するソフトです。
収縮期・拡張期の評価に効果を発揮します。

3D 脂肪解析ソフトウェア

メタボリックシンドロームの研究

マウス。ラットの体脂肪を計測するアプリケーションです。
脂肪部を2値化表示し、皮下脂肪と内臓脂肪を自動分離します。CT画像の選択された面積・体積を計算し、皮下脂肪・内臓脂肪の体脂肪率を計算してレポートを作成します。
また、ボリュームレンダリング表示で測定部全体の脂肪分布を観察できます。

経時変化解析ソフトウェア

同一の生体を長期経過観察し、その変化量を3次元画像の自自動位置合わせ機能を使用し、差分法にて定量計測することができるソフトウェアです。
1匹を長期観察することにより、個体差のばらつきを考慮せずとも、変化を読み取ることができます。

低ランニングコスト/X線作業主任者(日本)の選任不要

100Vの壁コンセントで稼働し、キャスター付きで装置の移動も簡単です。さらに、自己遮蔽型CTでX線作業主任者の資格を持つ作業者は不要です。